睡眠時間と風邪の罹患との関連は以前から知られています。たとえば、睡眠時間7時間に比べて、6時間以下では4.24~4.50倍風邪を引くリスクが高まることや、中途覚醒が多いと風邪のリスクが5.5倍などに高まることなどが知られています。
今回、2021年3月には、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)にも睡眠が深く関係していることを明らかにした研究が発表されました。
「寝付きの悪さ、途中で目がさめること、睡眠薬等を使用していること」などの条件が満たされると、新型コロナの感染率がおよそ倍になります。
寝不足があること、あるいはうまく眠れないことは、免疫力の低下などを介して感染症にかかるリスクを高めてしまいます。
新型コロナ予防のためにも、ぜひ、良質な睡眠を十分な時間、確保していきましょう。