朝起きられない・夜眠れない

日本人の3割は、朝起きるのが苦手

睡眠の問題によって朝起きることが難しく、そのために学校や会社に遅刻したり、怠惰だと誤解されてしまうことはありませんか。朝起きられないことや夜眠れないことは必ずしも「やる気の問題」ではありません。

考えられる原因と対策

1. サーカディアンリズム・体内時計

個々人の遺伝子によって、体内時計、クロノタイプ、サーガディアンリズムは異なります。同じ環境で育って生活しても、身長が高い人と低い人がいるように、は同じ環境で過ごしていても、「朝型」「夜型」は異なります。「いつ眠っていつ起きるのが自然か」は人によって大きく異なります。

2. 年齢

さらに年齢によって、夜型、朝型は変化します。思春期に急激に夜型化が生じる一方で、20代前半をピークに、それ以降は加齢と共に朝型化していくことが知られています。

3. 生活習慣

人は光を使って体内時計を整えています。朝に朝日を浴びていないこと、夜に照明やディスプレイなどの人工光を目に入れてしまうことは、体に「朝がまだ来ていない」「夜がまだ来ていない」と教えることとなり、夜型化を促してしまいます。さらに、適切な生活習慣も、良い睡眠、特に入眠のしやすさを得るために重要な要素です。カフェイン、食事の内容と食事のリズム、昼間の光曝露、運動、アルコール、寝室の温湿度、睡眠中の音など様々な要因が睡眠に影響を与えます。これらが不適切だと入眠が遅れ、結果的に起床も遅くなってしまいます。

治療は、まず睡眠リズムの問題をもたらしている原因を探った上で、体内時計に影響する生活習慣を調整し、それでも対応が困難な場合には、安全な薬剤を用いた時間薬理学的治療を検討します。

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